『トパック嫁取り?後日談6』
はい。ついに、あの女王様が本格的にやってきましたよ。
・セリノスの森
「さて、リュシオン様の協力が得られたところで、まずサザをどう
やってクリミアに送り込むかです。」
「シグルーン殿かジョフレ将軍が送っていけばよいのでは?」
「そう言う訳にもいかないのです。セリノスまで来るのにかなり馬を
とばしてきましたからね。暫く休ませないと馬がつぶれてしまいます。」
そう話す三人から少し離れた所にサザは居た。
(たく、なんでミカヤに頼まれたからって、俺がこんなことしないと
いけないんだ?)
サザにとっては、今回の騒動は丸っきり関係のないことだ。
ミカヤが皇帝の姉でなかったら、サザは今頃デインで自分の職務を
こなし、忙しいながらも平和な毎日を過ごしていただろう。
しかし今のサザの仕事といったら、シグルーンとジョフレのつっ込みだ。空しいにもほどがある。
「デインに帰りてー・・・。」
「サザ、何か言いまして?」
「いえ、何も。」
何を言っても聞いてもらえない。そう理解しているサザは逆らわず、諦めた表情で空を見上げた。
すると、はるか上空に黒い点が見える。
「あれは・・・」
徐々に地上に近づいてくる。
「ちわーす。ハール宅配便でーす。荷物のお届けに参りましたー。」「ハールさん!?」
「あれ、サザ。なんでこんなとこに居るんだ?」
「まあいろいろと事情が・・・」
「ふーん。まあいい。ミカヤからセリノスの森宛に荷物があってな。丁度いい、サザ、受け取りのサインと代金着払いだから代金
払ってくれ。」
「ミカヤから?着払いなんてケチくさい・・・。」
文句を言いながらも代金を払うサザ。この人の良さが彼を騒動に
巻き込んだ最大の原因かも知れない。
「毎度。これ荷物な。生ものみたいだからすぐに開けろよ。」
そう言うと、ハールはすぐさま大空へと飛び立っていった。
「サザ、ハールが何を持ってきたんですか?」
「ミカヤから荷物が送られてきました。
生ものみたいだから、ちょっと開けて中の確認をしますね。」
そう言い、サザはナイフで箱を開けていく。すると中には・・・。
「ミカヤ!!??何で箱の中に!?」
食べかけのパンを片手にすやすやと眠るミカヤの姿が。
「んー、サザおはよー。」
「ミカヤ!お前何してるんだよ!!」
「ちょっとセリノスでサザが面白い目にあってるって予感がしたから
きちゃった。」
「ああ!面白い目にあってるさ!俺としては全然面白くとも何でもな いんだけどな!!それより仕事ほっぽりだしてきていいのか!?」
「ペレアス様あたりがなんとかしてるわよ。
城抜け出す為に荷物扱いできたけど、さすがにずーっと箱の中に
いるのはつらいはね。
それよりシグルーンさん、状況はどうなっていますか?」
「ミカヤ様、実は思わぬ敵が現れまして・・・」
サザを無視して話をするミカヤとシグルーン。
「・・・それで、今はサザをどうやってクリミアに送るか話して
いたんですね。」
「はい。ビーゼは今帝都へ飛ばせています。トパックの居場所が
分かりしだいこちらへ連れてくるよう命を出しました。」
「私が化身して運ぼうにもクリミアまでは遠すぎる。」
「シグルーン殿や私が代わりの馬で行っても、なれない馬だと時間がかかります。」
「何かいい手はないでしょうか?」
「ワープの杖があればいいのだけど、あれは貴重な杖だわ。
そう簡単には手にはいらないし・・・」
「なるほど、その手があったか!丁度いい、ミカヤ殿。
セリノスにティバーン達が海賊時代に手にいれたワープの杖が
あったはずだ。それを使おう!」
「本当ですか、リュシオン様。よかったわね、サザ!
これで無事にクリミアにいけるわ!!」
「俺的にはあんまりよくないんだけど・・・」
そう言うサザに、ミカヤはにっこり微笑んで、
「サザ、返事は、はいかイエスか喜んで、よ。」
「喜んで・・・、ミカヤ様・・・」
(ジョフレ将軍・・・、貴方はこれを見ても俺のことを幸せという
のでしょうか・・・)
「では、ワープでサザとリュシオン様にクリミアへ行ってもらい、報告にはリュシオン様にヤクシ石を使ってもらいます。
私にも鷺の血が流れています。会話程度ならなんとかこなせるでしょう。」
「いよいよ敵陣突入ですわね!」
「頑張れよ、サザ!」
サザはげんなりした顔で呟いた。
「くそー、ミカヤさえ来なけりゃクリミアまで行かなくても済んだ
かも知れないのに・・・」
「サザ、一度決まったことだ!漢らしく腹をくくれ!!」
「サザ、今回の作戦にあたり、貴方にコードネームを与えます。」
「コードネーム?」
「貴方のコードネームそれは、『グリーン・ウインド』!!」
「何それ!?何そのダサい名前!!」
「さあ、行きなさいグリーン・ウインド!!」
「期待してますわよ、グリーン・ウインド!!」
「敵は手ごわい、気をつけろよ。グリーン・ウインド!」
「共に頑張ろう!グリーン・ウインド!」
「えっ!?もう皆に定着!?ちょっと待ってよ、そんな名前!!」
「では、クリミアまでワープ!!」
こうして、密偵サザ改めグリーン・ウインドの任務は始まった。
あとがきのようなもの
サザの称号は、『緑風』。だからグリーン・ウインドなの。
ゲームではないワープの杖が何故あるの?とか、ヤクシ石って、ミカヤでも使えるの?
何て野暮なこと、考えちゃダメよw
・セリノスの森
「さて、リュシオン様の協力が得られたところで、まずサザをどう
やってクリミアに送り込むかです。」
「シグルーン殿かジョフレ将軍が送っていけばよいのでは?」
「そう言う訳にもいかないのです。セリノスまで来るのにかなり馬を
とばしてきましたからね。暫く休ませないと馬がつぶれてしまいます。」
そう話す三人から少し離れた所にサザは居た。
(たく、なんでミカヤに頼まれたからって、俺がこんなことしないと
いけないんだ?)
サザにとっては、今回の騒動は丸っきり関係のないことだ。
ミカヤが皇帝の姉でなかったら、サザは今頃デインで自分の職務を
こなし、忙しいながらも平和な毎日を過ごしていただろう。
しかし今のサザの仕事といったら、シグルーンとジョフレのつっ込みだ。空しいにもほどがある。
「デインに帰りてー・・・。」
「サザ、何か言いまして?」
「いえ、何も。」
何を言っても聞いてもらえない。そう理解しているサザは逆らわず、諦めた表情で空を見上げた。
すると、はるか上空に黒い点が見える。
「あれは・・・」
徐々に地上に近づいてくる。
「ちわーす。ハール宅配便でーす。荷物のお届けに参りましたー。」「ハールさん!?」
「あれ、サザ。なんでこんなとこに居るんだ?」
「まあいろいろと事情が・・・」
「ふーん。まあいい。ミカヤからセリノスの森宛に荷物があってな。丁度いい、サザ、受け取りのサインと代金着払いだから代金
払ってくれ。」
「ミカヤから?着払いなんてケチくさい・・・。」
文句を言いながらも代金を払うサザ。この人の良さが彼を騒動に
巻き込んだ最大の原因かも知れない。
「毎度。これ荷物な。生ものみたいだからすぐに開けろよ。」
そう言うと、ハールはすぐさま大空へと飛び立っていった。
「サザ、ハールが何を持ってきたんですか?」
「ミカヤから荷物が送られてきました。
生ものみたいだから、ちょっと開けて中の確認をしますね。」
そう言い、サザはナイフで箱を開けていく。すると中には・・・。
「ミカヤ!!??何で箱の中に!?」
食べかけのパンを片手にすやすやと眠るミカヤの姿が。
「んー、サザおはよー。」
「ミカヤ!お前何してるんだよ!!」
「ちょっとセリノスでサザが面白い目にあってるって予感がしたから
きちゃった。」
「ああ!面白い目にあってるさ!俺としては全然面白くとも何でもな いんだけどな!!それより仕事ほっぽりだしてきていいのか!?」
「ペレアス様あたりがなんとかしてるわよ。
城抜け出す為に荷物扱いできたけど、さすがにずーっと箱の中に
いるのはつらいはね。
それよりシグルーンさん、状況はどうなっていますか?」
「ミカヤ様、実は思わぬ敵が現れまして・・・」
サザを無視して話をするミカヤとシグルーン。
「・・・それで、今はサザをどうやってクリミアに送るか話して
いたんですね。」
「はい。ビーゼは今帝都へ飛ばせています。トパックの居場所が
分かりしだいこちらへ連れてくるよう命を出しました。」
「私が化身して運ぼうにもクリミアまでは遠すぎる。」
「シグルーン殿や私が代わりの馬で行っても、なれない馬だと時間がかかります。」
「何かいい手はないでしょうか?」
「ワープの杖があればいいのだけど、あれは貴重な杖だわ。
そう簡単には手にはいらないし・・・」
「なるほど、その手があったか!丁度いい、ミカヤ殿。
セリノスにティバーン達が海賊時代に手にいれたワープの杖が
あったはずだ。それを使おう!」
「本当ですか、リュシオン様。よかったわね、サザ!
これで無事にクリミアにいけるわ!!」
「俺的にはあんまりよくないんだけど・・・」
そう言うサザに、ミカヤはにっこり微笑んで、
「サザ、返事は、はいかイエスか喜んで、よ。」
「喜んで・・・、ミカヤ様・・・」
(ジョフレ将軍・・・、貴方はこれを見ても俺のことを幸せという
のでしょうか・・・)
「では、ワープでサザとリュシオン様にクリミアへ行ってもらい、報告にはリュシオン様にヤクシ石を使ってもらいます。
私にも鷺の血が流れています。会話程度ならなんとかこなせるでしょう。」
「いよいよ敵陣突入ですわね!」
「頑張れよ、サザ!」
サザはげんなりした顔で呟いた。
「くそー、ミカヤさえ来なけりゃクリミアまで行かなくても済んだ
かも知れないのに・・・」
「サザ、一度決まったことだ!漢らしく腹をくくれ!!」
「サザ、今回の作戦にあたり、貴方にコードネームを与えます。」
「コードネーム?」
「貴方のコードネームそれは、『グリーン・ウインド』!!」
「何それ!?何そのダサい名前!!」
「さあ、行きなさいグリーン・ウインド!!」
「期待してますわよ、グリーン・ウインド!!」
「敵は手ごわい、気をつけろよ。グリーン・ウインド!」
「共に頑張ろう!グリーン・ウインド!」
「えっ!?もう皆に定着!?ちょっと待ってよ、そんな名前!!」
「では、クリミアまでワープ!!」
こうして、密偵サザ改めグリーン・ウインドの任務は始まった。
あとがきのようなもの
サザの称号は、『緑風』。だからグリーン・ウインドなの。
ゲームではないワープの杖が何故あるの?とか、ヤクシ石って、ミカヤでも使えるの?
何て野暮なこと、考えちゃダメよw
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