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リュミエルの元へ連れて行くというラフィエル。 なぜラフィエルは、ニンゲンであるフォルスを、妹と結ばせようとするのか…… 『天使を解き放つ時 6』 フォルスはラフィエルが何を考えているのか分からなかった。 ラグスの王族が、妹とニンゲンの仲をとりもつなど信じられない。 「私のことが信じられないようですね。 安心して下さい。鷺の民は正の気が強い為、嘘はつけません。」 フォルスは考えた。 確かに、今までのリュミエルを思い出してみてるとそうだった。 「…信じよう…。 ただ一つ、聞いておきたいことがある。 何故、妹がニンゲンと結ばれようとするのに手を貸す。」 ラフィエルは少し間を置いて言った。 「…比翼の鳥というのをご存知ですか。」 「いや…。」 「伝説の中の鳥です…。 雌雄一目・一翼で常に一体となって飛ぶ…。 私達鳥翼族は、一人では本当の意味で飛ぶことは出来ません…。 自分の比翼を見つけることが出来て始めて飛ぶことが出来る…。 リュミエルにとって…貴方は比翼の鳥なのです。」 「俺に翼はない…。 それでも…リュミエルの比翼に…なれるのか。」 「はい…。ベオクにも似たような言葉がありましたよね。」 「魂の…片割れ…。」 人の魂は不完全で、定められた相手と結ばれ始めて完全になれるという言葉だ。 「貴方にとってリュミエルは魂の片割れ…。 二人で一つの存在なのです。出会った以上、もう一人では生きられない。 このまま貴方がリュミエルから離れて行ったら、いずれリュミエルは悲しみに殺されてしまう…。 フォルスさん…。私は、妹の命を助けて欲しいのです。」 暗殺者として生きてきた自分が人の命を救う…。 自分の比翼を。 魂の片割れを。 「ラフィエル王子。 教えてくれ。俺の比翼の居場所を…。」 「はい…。私について来て下さい…。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『魂の片割れ』という言葉は、『ゼルギウス将軍の一番長い日』でも出しました、運命の相手を表す、とっても好きな単語です。 種族さえも乗り越えて、愛し合う相手。それが『魂の片割れ』。 元々は、一つの魂で生まれてくるはずだった命を、半分づつに分かち合った相手。 その相手と一つになってこそ、人は完全な形に戻れる。 ゼルギウスにとってはそれがサナキ様。フォルスにとっては、それがリュミエルさん。 元ネタは、集英社刊『魔砲使い黒姫』から。 少年漫画でありながら、泣ける恋愛ストーリーを展開してくれる漫画です。 明日からGW連休に入ります。連休に入りますが、サイトの更新はいつもどおりといった感じでしょうか。 裏の更新は早くなるかも……。 |
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