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help リーダーに追加 RSS 『トパック嫁取り?後日談外伝』

<<   作成日時 : 2007/09/29 15:31   >>

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エピローグに行く前に、ちょっと外伝。苦労の多い鷹王様が主役です。

・鷹王様の受難

 対峙するカリルとシグルーン。
 一触即発の場に、逞しい声が朗々と響き渡った。
「てめえら、このセリノスで何してやがる。」
 天空の覇者、ティバーンである。
「お前ら、セリノスで戦おうってんなら、その前に全員・・・
 潰すぞ。」
 獲物を見据える鷹の目で、双方を睨む。
「しかたないね、隊長さん。まずは、鷹王様を倒すとするかい?」
「共同戦線ですか。いいでしょう。」
「俺とやろうってのか?美人さん。」
「シグルーンさん、カリルさん。待ってください。」
 セネリオが前に進み出た。
「鷹王は、僕が相手をします。」
「お前がか?やめとけ。いくらレクスウインドがあるからって、
 それを使う前に倒せばいいだけだ。怪我するだけだぜ。」
「貴方を退けるのに、魔法などいりません。」
「素手でくる気か?」
「いえ、僕は立っているだけで充分です。
 セネリオは、懐をごそごそと探り始めた。そして、一枚の紙を取り出し、
鷹王に見せる。
「これ、なーんだ。」
「ん?それ・・・は!?」
 セネリオが取り出したもの。それは、以前鷹王が、ベグニオン皇帝
サナキにスイーツパーラーに連れて行かれた時の写真だった!
 その時の記憶は、鷹王にとって忌まわしい以外の何ものでもない。
 鷹王は、セネリオに近づき、周りに聞こえないよう話し始める。
「その写真。どこで手にいれた。」
「この世には、金さえだせば、ご家庭のシロアリ退治から火消しまで、
 あらゆることをやってくださるかたがいるんですよ。
 パパラッチなんて朝飯前です。よく撮れてるでしょ。」
 確かに、よく撮れている。
 鷹王の前に位置する少女。実は皇帝なのだが、ちょうど背後から
撮られており、一体誰なのか分らない。
 そして、その場に一緒に居たはずのカイネギスは、上手く写真に
入らない角度で採られており、まるで、鷹王が年端のいかぬ少女と
デートしているとしか見えない写真となっている。
 ちゃんとサナキやカイネギスが写っていたら、
「テリウスの恒久的ね平和維持のため、我等がすべきことを話して
 ました☆」
 などの言い訳ができるが、この写真ではそうはいかない。
 鷹王は一つため息をつき、
「いくら欲しいんだ?」
「嫌ですねー。何でもお金で解決しようとする大人って。」
 黒い笑みを浮かべ言うセネリオ。
「じゃあ、何が欲しいんだ?」
「何もいりませんよ。ただ、これから起きることを見逃してくれれば
 いいだけです。」
「なっ!?セリノスが戦場になるのを見逃せってのか!?」
「写真、ばらまきますよ。」
 それを聞いた鷹王の脳内では・・・
「へー、アイツこんな趣味あったんか。」
 と、ニヤニヤ笑いながら見ているネサラ。
「よし!リアーネはティバーンの守備範囲外だ!」
 と、喜ぶリュシオン。
・・・・・・・・
「うおぉおー!!俺は何も見ていない!!何も聞いていないぞー!!」
 と、泣きながら飛び去っていく鷹王。
「セネリオ!凄いじゃないかい!あの鷹王を戦わず退けるなんて!」
「カリルさん。最近、新スキル『脅迫』を修得したんです。
 さっそく役に立ってよかった。」

「すいません!ばらまかないで下さい!!
 ・・・て、夢か・・・。」
 俺は、自分の叫び声で目を覚ました。
 ここは、セリノスで最も天に近い場所。この場所で午睡の夢を見る
こと。それが俺、ティバーンの日課だった。
 しかし、今日はえらい悪夢を見たらしい。内容は覚えていないが、
寝汗をびっしょりとかいている。
 最悪の目覚めだ。こういう時は、もう一度寝るのが一番。
 俺は、再び瞳を閉じた。暖かな午後の光りが、俺を眠りへと誘う。
 うとうととし始めた時、
「王!大変です、王!」
 ウルキがやってきた。
「ウルキ、どうかしたか。」
「王、実は、先ほどやってきたカリルがシグルーン殿らと衝突し始め
 まして・・・。」
 対峙するカリルとシグルーン。なんかさっきの夢でそんなのあった
ような・・・。
「かなり危険な状態です。王、二人をお止め下さい。」
「分った。場所はどこだ?ヤナフはどうしてる。」
「場所はここより北。ヤナフには、ロライゼ様達の避難を頼みました。」
「真逆かよ。よし、ウルキ。お前は他のやつの避難の指示をしろ。
 何があるか分らんからな。」
「はっ!」
 ウルキを見送り、俺も飛び立つ。
 さぁて、俺の憩いの時間を邪魔してくれた美人さん達に御礼をしに
行くか。
 しかし、あの悪夢が正夢になるのを紙一重で回避できた。そんな気が
するのは、俺だけだろうか?


あとがきのようなもの
ティバーンがカッコよく、かっこ悪い話。
鷹王様好きなので、書いてて楽しかったです。
好きだから、もっとお話を書きたいのですが、ネタが出てこないです・・・・。
好きだからといって、ネタが出てくるとは限らないのが、悲しいところですね・・・。

エピローグは、少し加筆・修正を加えてお送りします。
久々のトパサナです。ちゃんと書けるかな?

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